期間工の仕事内容

期間工はキツイと良く言われますが、
実際はどうなのか?
本当にキツイのか?
仕事内容は具体的にどういった事をするのか?

等、皆さんが期間工を始める前に気になるであろう内容を
私の経験を元に記載していきたいと思います。

なお、ここで言う期間工とは自動車を造っている
会社の事をメインに記載していきたいと思っています。

また、仕事内容に関しても色々ありますし、
ネット等で他の人達のブログを見れば、
私自身が経験した事がない様な所の内容も
記載する事は出来ます。

ですが、それだと皆さんに実際の生の声が届かないと思いますので、
今回は私自身が経験してきた
仕事内容・見てきた仕事内容のみを記載していこうと思います。

期間工の職種

一応仕事内容を大きく分けると、

塗装・プレス・溶接・組立・検査それに運搬系の物流ですかね。

鋳造とか言うのもたまに聞きますが、何の事かわかりません。
もしかしたら上のどれかに含まれるかもしれません。
それに上の分類自体も既に間違っているかもしれません。

その辺りは気にしないで下さい(;^ω^)

まぁ私、期間工約10年やっていますが、知識なんてのは
そんなものです。正直自分がやっている工程の仕事以外
さっぱりわかりません。

では、まず塗装から

私、肌が弱く塗装に配属された事が御座いません。

なので何もわかりません。

塗装自体はメインはロボットでやってそうなので、何をやっているんですかね?
塗装された部分のチェックとかですかね?
あ、でも昔同期で塗装に配属された人も、
「手が痛い」とか言っていたし・・・
う~ん?謎です。

わからないので次!  プレスです。

なぜかこちらも配属された事がないので全くわかりません。

イメージ的には鉄板なんかを設備にセットして、それを色んな形に
成型して、成型された物を不備がないか確認する
みたいな感じですが、どうなんですかね?
いや~全くわかりませんね~。

なんか、すみません(;´Д`)
せっかく見て頂いているのに、全くの役立たずで(>_<)

ここからは真面目にいきたいと思います(`・ω・´)

次は、え~っと・・・溶接ですね。

こちらに関してはプレスで成型された物を溶接していくのがメインになります。

プレスで成型された物は、まだ車の形をしておらず、それぞれが小さい物に
なるので、それを溶接してくっ付けて車の形にしていくって感じですね。

具体的な仕事の内容としては、プレスで成型された物に更に小物を取り付けたり、
プレスで成型された物同士を溶接したりするのがメインになります。

溶接と聞いて、自分はそんな資格は持ってないし関係ない
と思った、そこのあなた、大丈夫です。

溶接を実際に行うのは全てロボットになりますので、
私達はロボットに部品をセットして、ボタンを押してロボットを稼働させるだけです。

これを聞いて、

え?それだけ?なんか簡単そうだし楽そう!

と思った、そこのあなた!

文字で書けばこんな感じですが実際は・・・

そうです。本当に楽です。

ただ、場所によっては1人で何台かロボットを担当したりするので、
こっちで部品をセットしてロボット起動・次は、あっちに行って
部品をセットしてロボット起動
みたいな感じで常に動き回っている事も多いです。

なので、初めの方は歩き過ぎて足が痛くなる人もいます。

でもまぁ考え方によっては、毎日よく歩いて良い運動が出来て
給料が貰えるので楽です。

当然、溶接でもキツイ所もあるかもしれませんが、
私がやっていた所、及び私が周りも含め見てきた感じでは、
全体的に楽な方だとは思います。

ただ、先程のプレスもそうなのですが、溶接に関しても扱う物が
非常に切れやすい物になってますので、もし万が一怪我なんかを
した場合は、大きな怪我になりやすいです。

キツイのは組立だけ

次は、組立ですかね。

皆さんお待ちかねの組立です。

期間工がキツイと言われている原因は、

組立と言っても過言ではないと思います。

主な仕事内容としては、
インパクトを使ってのボルトの締め付け・
配線同士の接続などです。

タイヤやライトや車の内部の物等を上記のように
インパクトで締め付けて取り付けたり、
配線同士を接続して取り付けたりするのが
メインの仕事になります。

では具体的にどういった所がキツイのか説明していきます。

まず、インパクトを使った締め付けについてなのですが、
仮に1台当たりボルト10本締め付けるとして、
それが1日で400台車を生産したとすると、
ボルトの締め付けだけで、
1日4000回締め付けなければならない訳です。

なので、これだけで腱鞘炎やバネ指になったりする人も
出てきたりします。

配線同士の接続にしても、組立自体結構細かい部品を扱う事が多く、
普段使わない様な手の筋肉を使ったりするので、手を痛めたり
しやすいです。

また、もし皆さんが車を持っていれば1度自分でもやって欲しいですし、
持ってない人も車はわかると思うので、想像してみて欲しいのですが
どこでも構わないので、車の内部を車の外から触ってみて下さい。

で、その触った所に部品を取り付けようとした場合、
姿勢的に結構つらくないですか?

これも1日400台造ったとしたら、
400回は、その辛い態勢で仕事をしなければいけないので大変です。

このように普段の生活ではしない様な姿勢で作業したりするので、
何処か身体を痛めたりもしやすいです。

作業時間的にもあまり余裕がなく、
1つのミスで作業が間に合わなかったりする事もあります。

そうなってくると、遅れた分を取り戻そうと無駄に力が入ったりして
更に痛めたりもします。

私の経験上、組立の作業は、今現在現役でそこの持ち場を任されている
人以外は、作業に間に合わないなんていうのは良くあることです。

どういう事かというと、年休等でそこの持ち場の担当の人が休みの場合は、
当然変わりの人が入って作業をするのですが、その変わりに入った人では
作業に間に合わず、しょっちゅう手伝って貰ったり、最悪の場合ほぼ1日
二人体制で仕事をしているなんて事も珍しくないです。

組立は、それほどまでに作業時間的にも余裕がなかったりします。

因みに先程話した溶接に関しては、代わりの人でも余裕で間に合っています。

なので、組立に関しては時間内に作業を終わらせる事も最初の方は難しく、
身体的にも身体を痛めやすいという意味でキツイです。

また別記事でも多少記載してますので、良ければそちらも読んで見て下さい。

組立についてもう少し記載してます。
 

次は、検査ですね。

ここも私は経験した事がないのですが、
聞いた限りや、見ている限りでは、
めっちゃ楽そうです。

自分自身がやった事がない所を「楽そう」と言うと、
検査の人に怒られそうですが、でも楽そうです。

内容としては、その名の通り検査なのですが、

例えば、組立の人が締め付けたボルトが、ちゃんと締まってるか確認したり
接続した配線がちゃんと接続されているか確認したり、
溶接した部分がちゃんと溶接されているか確認したり・・・

そんな感じの確認の作業がメインになると思います。

で、この検査の人達は色々な所にいます。

鉄板をプレスして、それを溶接して塗装して
色々な部品を取り付けて、車が完成したから

「ハイ、最終的に検査」

という訳ではなく、それぞれの途中・途中で関所みたいな感じで
検査の人が居て、検査の人達が本当にそのまま次に流しても大丈夫か
確認してから、色々な物が次に流れていくみたいな感じですね。

なので、私は先程から検査は楽そうと言ってますが、
それは身体的な事で、もしかしたら精神的にはキツイかもしれませんね。

なにせ、他の所よりも責任重大ですから。

あと、車が完成してからも最終的な検査は当然ありますが、
そんな責任重大な所は、期間工は配属されないと思います。

というより、そういう所は何か特別な資格が必要なはずです。

つい最近もそれが原因で大手自動車メーカーが問題になっていましたね。

最後は物流ですね。

これも、その名の通りでフォークリフトやエレカという乗り物等に乗って、
色々な所に部品を運ぶのがメインの仕事になります。

ここも私は経験がないのですが、私が見てきた限りでは
(いつも乗り物に乗っているだけで楽そうだなぁ)と
思っていたのですが、実際配属された人達に聞いた話によれば、

やはり半数位は楽と答えてましたが、場合によっては、
かなり歩かされる所もあるみたいですし、
結構重たい物を持つ所も多いみたいですので、

物流に関しては、
人によって当たり外れの感じ方が変わってくる事が多いみたいです。

因みに私の場合、腰痛持ちなので
もし物流で重たい物を持つ所に配属されたら、キツイと感じるでしょうね。

大体、仕事内容に関してはこんな感じですが、

10年も期間工やってて、それだけしかわかってないのか

とツッコミが入りそうですが、なにせコミュニケーションが苦手なもので、
他の期間工の人とそれほど仲良くもならないですし、
何より自分で経験した事がない事は、あまり適当に書きたくないので、
今回はこんな感じで終わりたいと思います。

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